あ行

1. 宛名ラベル

宛名ラベルとは印刷にお客様のニーズに合わせて郵便番号や住所や法人、宛先等の情報を印刷することです。自社のロゴ入り宛名ラベルなどに向いています。

2. アンチエイリアス

ビットマップ画像等の表示の際線画や文字列は本来ピクセルの集合体であるため、そのまま表示すると斜線部分や曲線部分が不自然にギザギザが目立ってしまいます。
アンチエイリアスの処理を行い、中間色(灰色)で補いデータの輪郭を滑らかに表示させます。ジャギーを目立たなくし、別名スムージングとも言われています。
輪郭を滑らかにすると輪郭がぼやけ、背景から浮かび上がらせる画像を作ることが難しいという欠点が生じます。半面、空に浮かんでいる雲の画像のように、ジャギーが発生していても目立たないケースもあります。

3. アクロバット

アクロバットとはアドビシステムズ(Adobe)製のPDFの閲覧・変換・加工ソフトウェアの総称です。現時点ではアクロバットはソフトウェアのAcrobatとAcrobat Distillerで構成されています。
DTP・文書ファイルファイルを始め特殊なソフトウェアで作成したファイルなどをPDFファイルにすることで、ソフトウェアやOS環境が異なるコンピュータでも画面上に表示することができます。
無料ソフト「アドビリーダー(Adobe Reader)」をパソコンに設置するとPDFファイルの閲覧が可能になります。メールでの添付資料やインターネットで資料等を公開する上で、
最も多く使用されているファイル形式です。名刺作成の入稿データとしてもPDF形式での入稿が可能です。PDFはアドビシステムズ(Adobe)が世界で最初に開発したデジタルドキュメントのフォームです。
どんなデバイスでも表示が可能なのでとても信頼性の高いソルーションです。

4. アウトライン化

アウトライン化は、文字データ(テキストデータ)やオブジェクトを『図形化』し線画データに変換する機能です。文字のアウトライン化をすることで文字が図形化されると、他のコンピューターまたは他の環境でも文字化けしたり
他のフォントに変わってしまうことを防ぐことができます。デザインを維持するためにも印刷会社へ入稿する時は、必ず文字のアウトライン化処理をしたデータを入稿しましょう。
アウトラインはロックを解除しすべてを選択、【文字】または【書式】で【アウトラインを作成】を選択し実行してください。
一度図形化でアウトライン化したフォントは元には戻すことができませんので、修正作業などが必要になるときのために編集可能なデータを保存しておくようにしましょう。

5. アンダーライン

アンダーライン (Underline) は特定の文章や単語、文字を強調するためや目立たせるために対象となる文字の下に引く罫線(下線)です。古くから用紙に手書きの文書で用いられるほか、各種ソフト等には特定の文字列にアンダーラインを加えられる
書式設定があります。罫線(下線)は斜体 (Italic) や太字 (Bold) などとともに、強調に用いられる代表的な表記方法です。

6. アドビ・イラストレーター

アドビシステムズ(Adobe)製のベクターイメージ編集のグラフィックソフトウェア(ドローソフト)です。ロゴ、広告、サイトのページ、パッケージ、図名、イラストをデザインする際に主に使用されるソフトです。
イラスレーターの特徴としてはベクターデータ形式なのでどれだけ拡大縮小しても画質が荒くなりません。
ほとんどの印刷会社でのデータ入稿はAdobe Illustrator(Aiと略される)での入稿をしています。弊社の入稿データもAi(Illustrator)、Ps(Photoshop)、PDFでの入稿で受け付けています。

7. アップグレード

ソフトウェアやハードウェアをより高性能なものに切り替えたりより新しいものを取り入れることを言います。
バージョンアップと同じ意味で基本的に性能や機能を向上させることを意味します。アップグレード(upgrade)にはランクを上げるといった意味があり小さな修正ではなく、全体や主要な部分を作り替えニューバージョンとして提供する時に使います。
アップグレードと似た用語として「アップデート」がありますが、こちらの意味は主な機能や性能は変わらず、不評な部分を修正したもののことを言います。

8. アプリケーション

コンピューターやスマホでインストールし使用する「アプリケーション」のことで、「ソフトウェア」を同じ意味で使用されています。特に最近はスマホなどで使用する際に「アプリ」と省略され使われています。

9. アイコン

パソコン画面でソフトウェアやファイル、フォルダを開く時にクリックする絵のマークのことを指します。
デスクトップ画面にアイコンを作って表示させ「ショートカット」としてアイコンを配置するのがパソコンの一般的なアイコンと言えます。
デスクトップ画面のアイコンを削除しても元のプログラムは削除されません。

10. イタリック体

アルファベット体の一つであり「斜体」とほぼ同じ意味で使用され文章中やデザインで強調・区別・引用を表す際に使われています。
筆記体に似ているのが特徴でほとんどの場合は上部が上に傾いています。イタリア・ヴィネツィアで聖書の紙面スペースを節約するために考案された文字体がイタリックの由来となります。

11. インターフェース

もともとは物と物との接合点を指しますが、メインとしてはIT系の言葉としてケーブルのことをいいます。コンピューターと周辺機器を接続するための規格仕様や、またはユーザーがコンピューターなどを利用するための操作方法や概念のことを指します。

12. インデント

インデントとは段落の行頭を下げたり文章の行頭に空白を挿入して先頭の文字を右に押しやることを指します。ワープロソフトや様々なソフトにおいて、文章の区切りや段落の最初の文字を下げることを言い字下げと同じ意味で使用されます。

13. インデザイン

インデザイン(Adobe InDesign)とはDTP用のソフトウェアでパンフレットや広告、雑誌、誌面の作成にも使用され印刷物のデザインやレイアウトを行うためのプロ用ソフトです。
「Illustrator」や「Photoshop」で作成したオブジェクトを直接配置して使用することもできます。多くの印刷会社では、データ入稿の際のフォーマットにInDesignを指定しています。
攻略本や設定資料集、ゲーム関連のの書籍等もこのソフトで作成されています。

14. イメージスキャナ

イメージスキャナ( image scanner)とは紙原稿、写真、図形などの原稿を読み取ってデジタル化し、コンピュータで表示できるようにする装置です。
スキャンする対象に光を当て、反射光をCCD等のセンサーで読み取りデータ化させます。フラッドスキャナ、シートフィードスキャナ、ハンディスキャナ、フォルムスキャナ、ドラムスキャナ、ドキュメントスキャナ等があります。
光学解像度の値が大きいほど細密に読み取ることができます。

15. インキ転移不良

印刷をすることにより版上のインキが被印刷物に転移したインキ量の比率のことで、インキの種類、気候や湿度、印刷の速度によってもインキの転移率は異なります。
インキの転移率が正常な率でない際には印刷不良や色移り・むら・インクの剥離などの印刷不良が起こります。
インキの転移率はブランケットの材質・紙の速度・紙の種類・吸油性などいろいろな要因があります。

16. インデックス

インデックス(index)とは様々なシーンで使用される用語で、本来は検索、見出しのことを指し目的のページを探しやすく誘導するために使われます。また印刷用語としては複数の写真を並べて印刷する機能として用いられています。
パソコンを経由しないでダイレクトで印刷できるダイレクトプリンターにはこの機能が備っているものが多いです。

17. インクジェットプリンター

インクジェットプリンターとは(inkjet printer)用紙にインクを微滴化し、直接吹き付けて印刷する方式のプリンターです。
オフセット印刷のように版を作製しなくてもよいので、レザープリントなどで使用されている加熱定着処理も不要です。
オンデマンド印刷で用いられる小型プリンターが出て来てから熱転写プリンターなどと競合状態でもありましたが、現在は大型ポスターや写真プリンター等にも広く応用されています。

18. ウエート

欧文書体の太さのことを指します。DTPで使用するフォントの太さであり、「ウエート」または」「ウェイト」とも呼ばれています。
ウルトラライト(Ultra Light)/ エキストラライト(Extra Light)/ ライト(Light)/ ブック(Book)/ レギュラー(Regular)/ メディウム(Medium)/ デミボールド(DemiBold)/ ボールド(Bold)/ エキストラボールド(Extra Bold)/ ウルトラボールド(Ultra Bold)/ ブラック(Black)/ エキストラブラック(Extra Black)/ ウルトラブラック(Ultra Black)/ ヘビー(Heavy) 等があります。

19. ウェットピッキング

カラーオフセット印刷の最中に発生するトラブルで印刷不良の一種です。湿し水の付いた部分が2色目以降の印刷でピッキング(紙剥け・毛羽立ち)を起こす現象のことで、使用する印刷用紙の耐水性が弱いと生じる問題です。

20. エアブラシ

画材のひとつでデザインやアートにおいて、スプレーガンで絵の具を霧のように吹き付けて使う器具です。ぼかし効果を出したりグラデーションのような着色をしたり不要な場所を消すときに使用します。「Photoshop」にはエアブラシツールがあり、DTPでは主にこちらのことを指します。

21. エディタ

エディタはンピュータで使用するソフトウェアのことで、オブジェクトを編集するソフトです。単にエディタという場合、エキストラエディタを指すことがあります。
他にも「コードエディタ」、「グラフィックエディタ」、「バイナリエディタ」などもあります。また出版社で現行の編集を行う人は「編集者」のことを意味します。
反対に編集機能を持たないソフトウェアのことは「プレーヤー」、「ビューワ」、「ブラウザ」等と言います。
弊社ではデザインを編集する編集ツールを「エディタ」として無料提供しています。

22. エンベッド

PDFのフォント埋め込みでコンピュータでの文字の取り扱いには表記が2つあります。埋め込みには文字コードとグリフ、アウトラインフォント、PDFのテキスト表示の埋め込みがあります。
PDFに文字を埋め込まなかったらデータのやりとりで予期せぬフォントに変換されたり意図しない文字に化けたりすることがあります。
埋め込み方はメニューから[ファイル]-[プロパティ]を開き[フォント]タブをクリックすると使用しているフォント一覧が表示されます。
各フォントの横に[埋め込みサブセット]と表示されていたら使用フォントが[埋め込みサブセット]と表示されていれば使用フォントが埋め込まれていることになります。

23. オフセットインキ

平版インキは量的にも最も多く使用され別名オフセットインキを呼ばれます。版に転写したインキを直接紙に移すのではなく一度ゴムの面に移して再転写します。

24. オフ転

「オフセット輪転印刷機」を省略しオフ転と呼びます。印刷の技法はオフセット印刷機とほぼ同様ですが、巻取紙を用いて印刷を輪転式でおこなう平版オフセット印刷機のことをオフセット輪転印刷機といいます。
小ロット印刷には不向きで、大量の印刷物を早く印刷するためには向いています。新聞の印刷や折り込みチラシなど大量注文する際にはおススメの印刷です。

25. オーバープリント

オーバープリント(スミノセ)とは画面上では同じように見えても黒の種類によって印刷の仕上がりが変わります。色を重ねて印刷することで背面に色がある際に、K100%のオブジェクトの周りに地色(白)が出てしまいます。通常のデータの場合は指定した範囲を指定した色で塗られていきます。オーバープリントが適応されている場合は色同士が混ざり合って意図しない仕上がりで印刷されます。
オーバープリントを防ぐためには〔表示〕→〔オーバープリント〕でデータを確認するとオーバープリントのかかっている部分が表示されます。

26. オフセットダブリ

フルカラーオフセット印刷機で発生する、版の網点のずれによって色が二重に見えることを指します。インキの一部がブランケット上に転移してしまい、位置が過ぎてダブって印刷されるトラブルです。

27. オペーク(オペークペン)

オペークとは不透明のことを指しインキを重ねて表現をします。不透明な特性を生かしたデザインで活躍し、ホワイトを用いることが多いです。
ホワイトの仕様の際にはどの色も不透明性がある事から濃い色の用紙等に印刷しても比較的紙色の影響を受けにくい方です。
全く紙色の影響を受けないとは言い切れませんので印刷部分をより明瞭にしたい場合は2度刷りするなどといった対応が必要になります。
印刷用だけではなくペン型もありオークペンとして使用されています。

28. オフセット印刷

印刷技法のひとつで版を作製したあとにブランケットに転写印刷(オフセット)することです。メリットは①大量注文がお得②イラスト、写真の細かい部分の表現が可の
デメリットは①印刷特性上、同じデータでも印刷ごとに仕上がりに誤差が生じ②出荷まで3営業日以上の期間が必要等があります。
同じ用紙の印刷物をひとつの版に合わせて一度に印刷する方式で、一般的な単独印刷に比べて費用が安くなります。反面、様々なデザインの印刷物が並べられて印刷されるため、
同一のデータでも印刷のたびに色合いや濃度など仕上がりに変化が生じます。

29. オンデマンド印刷

インクではなくトナー(粉)を使用しているため、環境の影響を受けにくく、同一データでの毎回の印刷において色の差異が少ないという特徴があります。(ゼロではありません)
メリットは①納期が早い②トナー印刷なので毎回の色差異が少ない③版を作成しないため小部数でのご注文がお得などがあります。
デメリットは①ベタ塗りは不向き②モアレが出る可能性があります。

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